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残りの人生カウントしながら生きていくための備忘録です。暮らし・本・雑多なことについて書いています

映画「ああ結婚」といとこの言葉

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深夜にやっていた古いイタリア映画、「ああ結婚」。

主演はソフィア・ローレンマルチェロ・マストロヤンニ。男女の結婚についての向き合い方が面白い。

ずっと内縁関係みたいなソフィア・ローレン演じるフィルメーナを捨てて、若い女と結婚しようとするドメニコ(マルチェロ・マストロヤンニ)。

20年も正式な結婚を避けてきたのには、ただただ男の身勝手さ。フィルメーナはど級の美女でそして、あふれるばかりに愛情深くたくましい。転んでもただでは起きな女のしたたかさがあるのに、純真無垢な人柄がにじみでている。ただひたすら、ドメニコのだめっぷりが笑いを誘ってくれるのだが、さすがに大看板のイタリア女優のファッション。それがもうすばらしい。この写真のワンピースは、どうということのないAラインで、ヨーク部分だけがレース調。それがまあ、ほんとに美しい。

映画を観たら、わりと仲のいい従姉との会話を思い出した。

結婚した相手は、サラリーマンだけど地元じゃ結構大きな農家の次男坊で、家で食べているお米は、全部旦那の実家が送ってきてくれていた。

結婚してよかったことは、旦那実家にいくと兄弟がみんな仲よく、お姑さんを中心に、台所で嫁さん連中が一緒に料理をしたり、季節の漬物なんかをお姑さんと一緒に漬け込みしたりということだと話していた。

そんななにげないことに幸せを感じているみたいなことを言っていたのだが、なんだかその風景が、ぬるくつまらないものに思えて、とても不愉快な気持ちになった。

なぜ不快な気持になったのか、自分でもわからないけれど。

専業主婦で3人の子育て。旦那は大手企業のエンジニア。家もあるし旦那実家からの援助もある。きっと自分がそれを手に入れられないからこその嫉妬かもしれない。

彼女からしたら伯母である私の母が死んだ時、「これですっかりみなしごだね」と言われた。一瞬「?」となにを言っているかわからなかったけど、まあ、確かにそうだね。

父も母も死んだし。

両親ともいない私に彼女は心配してくれていたのは事実。その言葉にウソはなかった。

今も、ときどきメールをやりとりするし、親族の集まりなんかは彼女が連絡してきてくれる。

「みなしご」ああ、結構ですね。親がいないことで、すでに親の老後の心配もなく気楽なもんだと本心で答えようとしたけど、彼女のことを考えて止めてしまった。

 

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