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残りの人生カウントしながら生きていくための備忘録です。暮らし・本・雑多なことについて書いています

60年代ヒッピーの香り、LUSH KARMAとM嬢の思い出

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通勤で使っているJRの乗り換え改札のところにあるLUSHで、練り香水のようなものを買いました。

名前が「KARMA」オレンジとパチョリの香りが特徴で、60年代のヒッピーをイメージしているそうです。あ、ロンドンのね。

スプレータイプもありましたが、私はこっち。アルコールが肌に付くと間違いなく悪化しそうなのもあるし、ころんとバッグに入れておけば、どこでも使える手軽さが気に入りました。

使い方は、指でくりくりととって、手首や胸元につけるだけ。香りの持ちはそれほどよくないらしいので、適当に何度かつけ直してみたり。

今日初めて使ったわけですが、最初はなにやら、アジアんちっくなお線香の香りがしたものの、時間が経つと甘い花の香りがします。

KARMAという文字をみて、ふと脳裏によぎる懐かしい人の顔。

今はもう遠く旅立ってしまったM嬢。彼女が好きで、二人で会う時によく通ったのがカルマという名前のカフェでした。

M嬢は、フォトジャーナリストとして活動を初めてばっかりだったみたいですが、そんなとがった感じの仕事が想像できないような、おっとりのんびりした人に見えました。

ほっそりした小柄な体に、真黒いなっすぐな髪。日本人形みたいにかわいい人でした。

いつだったか、小雨が降る寒い季節。天候が悪くて交通機関に遅れたあって、待ち合わせの時間に20分遅れたことがありました。

カルマについてみると、なぜか外にM嬢がいて、「とても寒かったんだから、私を待たせるなんてひどいわ!」と・・

これが、男だったら、冷たい彼女の体を抱きしめるのでしょうか。

こんな言葉が女性から言われたのが初めてで、唖然としたものの「ごめんね」とやっと口にしたのが、昨日のことのようです。

一時期よく会っていたけど、それがふと途切れてしまい、つぎに会った時は、すでに末期のがんだったM嬢。決して色気を振りまく人ではないけど、実によくもてた女性で、お見舞い先の病室には、彼女を待っている男性がいつもいっぱいいたんですよ。

いろんな男性の心のミューズであったM嬢。

最後はホスピスに移って、笑顔を残し旅立っていきました。

彼女は今、春になるとさくらが満開だという霊園に眠っています。

そういえば、M嬢もラブ&ピースを愛した人でした。

 

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